第95回「こすぎの大学~武蔵小杉でパラムーブメントVol.2~」では、先生役の元パラスイマー 矢嶋志穂(まろえもん)さんからパラムーブメントについて紹介していただきました。
当日はパラキート松本力さんも先生役として登壇というサプライズ。
東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、川崎市がパラリンピックに注目してパラムーブメントを目指しはじめた2016年にも事例紹介をしていただきました。今回は第2弾となります。本来であれば東京オリンピック・パラリンピックが開催されていた2020年。開催は来年に延期となりましたが、今一度、パラムーブメントを一緒に考える時間になりました。
【日時 】2020年11月13日(金)19:28-21:15
【場所 】zoomによるオンライン授業
【先生役】元パラスイマー 矢嶋志穂(まろえもん)さん
パラキート 松本力さん
<先生役>矢嶋志穂(まろえもん)さんのプロフィール
障がいを理由にあきらめない。外に出て声をあげ目指す、誰もが希望を叶えられる社会
https://www.talent-book.jp/generalpartners/stories/23490
(引用)
2020年の東京パラリンピックでは、沢山の障がい者が日本に集まります。公共交通機関や競技施設では、開催に向けてバリアフリーの整備が進められています。それでも、たとえば体格の大きい電動車椅子ユーザーや、集団で移動する車椅子ユーザーを目にしたときに、初めて「こんな障がい者がいるんだ」と気づくこともあるんじゃないかと思うのです。私はそのような気づきによる、2020年 “以降” の変化に注目したい。
まだ世の中に出ていない障がい者の存在、伝わらない声。法律が変われば就労できる重度障がい者。満員電車で移動する車椅子ユーザー、もっと高みを目指したいパラアスリート、身体を動かして遊びたい特別支援学校に通う子どもも、今ここに存在しています。でもその存在が見て見ぬふりをされることで、やりたいことができなかったり、差別偏見を受けたりしてしまうのではないでしょうか。
そう考えると、私自身が毎日通勤したり情報発信をしたりすることが、すべてアクションだと思っています。世の中にはいろんな人がいるので、障がい者が目立つ姿を好ましく思わない人もいるでしょう。でも発信しないと存在すら知られない人たちがいる。どんな言葉をぶつけられても、発信をやめず日々活動しています。
当日参加されたみやもとまなぶさんが授業の様子をレポートしてくださいました。ありがとうございます!
ぜひ、矢嶋志穂(まろえもん)さん、松本力さんの話を追体験してください。