フューチャーセンターとしての「こすぎの大学」(その2)

第7回「こすぎの大学」のアウトプット「小杉トラベラーズサロン」
第7回「こすぎの大学」のアウトプット「小杉トラベラーズサロン」

企画編集ユニット「6355」の岡本克彦(オカポン)です。

 

武蔵小杉の魅力や課題を発見し、その課題解決や魅力(価値)の増大につながるアイデアを共創し、その実現に向けてアクションしていく。「こすぎの大学」も、このような姿を目指して活動してきましたが、これまでの8回の開催を通じて、直接的・間接的にいくつかの実績が生まれていますので紹介します。

 

前回のブログでは第4回までを振り返ったので、今回は第5回以降を。

 

第5回「こすぎの大学」では、「武蔵小杉の“20年後”の姿を描く」を探求し、「年中無休で開いている街『KOSUGI』」というアウトプットも。鉄道路線のハブになっている武蔵小杉。多くの方々が集まるからこそ、年中無休で受け入れて楽しむ文化を育てていくという宣言。

第7回「こすぎの大学」でPechaKuchaNight形式でプレゼンテーションしていただいたコワーキングスペース「You+」のオーナー 末永大二郎さん。You+さんでは多くのイベントが開催され、「こすぎの大学」に参加されている多くの方々も参加していますが、武蔵小杉だけでなく、都内からも人が集まり、活気ある武蔵小杉を体感するようになりました。「こすぎの大学」にも、北は青森、南は奈良の方が参加されるようになりました。あっ、もちろん、直接ではなく、出張で来られた際に立ち寄っていただくという感じですけどね(笑)。

 

第6回「こすぎの大学」では、「あなたの小さなデザインを読む」を探求し、「読書会となまけものと私」というアウトプットも。このアウトプットに込めた意味は、「常に怠けることを探求する私。怠けることをテーマにしている読書会への参加。怠けずに読書会に参加することが怠ける秘訣。」ということですが、上述したYou+さんで4/20に開催した開催された読書会イベント「【発作的緊急企画!】MEETS武蔵小杉 読活meetup#1 村上春樹『女のいない男たち』について語ろう」。このアウトプットを提案したメンバーが参加し、早速、アクションにつながっていました。

また、「ITと交流と私」というアウトプットも。You+の末永大二郎さんが「ITを通じて地元との交流、活性化を目指す。地域課題の解決にITを活用する“Code for America”の武蔵小杉版“Code for Musashi-Kosugi”を目指す」と発表されましたが、You+さんでは、「こすぎ朝学」の小池淳一さんたちと連携して、Evernote勉強会やOpenStreetMapを活用した「武蔵小杉・新丸子マッピングパーティ」が開催され、まさに「ITと交流と私」を具現化されています。

 

第7回「こすぎの大学」では、「武蔵小杉の絆、そして、君に届け」を探求し、「小杉トラベラーズサロン。私のおもいをカバンにつめて。」というアウトプットも。第11回「こすぎの大学」で先生役を務めていただく予定の真鍋靖子さんが「自分が武蔵小杉でやりたい夢『小杉トラベラーズサロン』。今日の「こすぎの大学」で夢を再確認した私。実現に向けて、この思いをカバンにつめて帰る。」と発表されました。「こすぎの大学」での決心がアクションにつながり、2014年6月のイベント実施に向けて着々と準備中です。

 

 「こすぎトラベラーズサロン」facebookページ

 https://www.facebook.com/travellers.ksg

 

「こすぎの大学」では、直接的・間接的にいくつかの実績が生まれていると書きましたが、実は、参加者の方々には、参加される時点で心の中に「やりたいこと」があるのだと思います。先生役の方からのメッセージや、参加者の方々との対話を通じて、その「やりたいこと」に対する不安が解消され、また、参加者が協力者&応援者になることで、その「やりたいこと」を実現するきっかけになる場、それが「こすぎの大学」なのかもしれません。

 

これからの「こすぎの大学」でも多くの“新しい”武蔵小杉が生まれそうで楽しみですし、その生まれる瞬間を一緒に体験できることにワクワクしています。今後とも、よろしくお願いいたします!