第166回「こすぎの大学〜武蔵小杉(まち)の中で、みどりのある暮らしを考える〜」(2026年5月8日)

NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さん
NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さん

5月のこすぎの大学のテーマは「みどり」、先生役はNPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さん。

今回の授業では、講義形式ではなくゼミ形式を採用し、 参加者一人ひとりが「自分のみどり体験」を語って、他者の視点にも触れながら「みどり」の多層的な価値の面白さに触れました。

 

【日時 】2026年 5月 8日(金)19:28-21:15

【先生役】NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さん

【場所 】中原区役所

【参加者】

 

●先生役 NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さんのプロフィール

 

NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表

 合同会社百暮 代表

 一般社団法人大師ONE博 理事

1988年生まれ、横浜市出身。

造園会社にて植栽管理や公共施設の指定管理業務に従事。川崎市緑化センター勤務時には、市民有志とともに「かわさきファーマーズマーケット」を立ち上げ、公共空間を市民と共に主体的に活用する実践を行う。この経験を通じて、「みどりを楽しむキッカケづくり」を活動の軸とする。

その後、デベロッパー系PPPマネジメント会社にて、全国各地のPFI事業の企画・マネジメント業務を担当。行政と連携しながら、公共施設の整備から運営までに携わる。

2022年に合同会社百暮を設立。地域の公共空間で植物を活用したワークショップやコミュニティづくりを実践。これらの取り組みが川崎市市制100周年記念事業「みどりの共創プロジェクト」へとつながり、共創コミュニティmidori-baの立ち上げに至る。

現在は、「みどりば(みどりのサードプレイス)」を地域に増やすことを目指し、市民・行政・企業をつなぐ役割づくりに取り組んでいる。

主な実績

・全国都市緑化かわさきフェア 富士見公園会場「農と自然のガーデン」企画・整備・運営(2024年)

 ・東京パークガーデンアワード@砧公園 入選(2025年)


授業風景

まずは、先生役 NPO法人共創コミュニティmidori-ba 齋藤集平さんによる話題提供の様子から。

初参加の方も多かった今回のこすぎの大学。

6355の柳橋歩さん(やぎちゃん)からこすぎの大学の紹介。

生徒役(参加者)同士での自己紹介。今回の自己紹介のテーマは「わたしの自然体験」。 

先生役 midori-ba 齋藤集平さんからの「みどり」に関する問いについて対話する生徒役(参加者)のみなさん。

 

問い

・「みどり」にどんなイメージを持っていますか?

・身近な「みどり」の変化を考えてみる。

・そもそもみどりって必要なのかな?

・これからのまちとみどりをみんなで考える。

●問い

「みどり」にどんなイメージを持っていますか?

 

●対話の結果

私たちが「みどり」に持っているイメージは、全体的に優しくてプラスの印象が多かったですね。例えば、癒やしを感じたり、目が良くなるような健康的なイメージがあったり。家庭の「庭」という字にも表れているように、生活に欠かせないものだと感じています。田舎の風景みたいな懐かしさを覚える一方で、表参道のビルの上にあるような最先端のおしゃれなイメージを持つ人もいました。ただ、良い面ばかりではなくて、草刈りが大変だとか、雑草がボーボーになると怖いとか、手入れが必要だという現実的な意見も出ましたね。常に変化していて、私たちの暮らしの身近に当たり前にある存在だと改めて気づきました。

●問い

身近な「みどり」の変化を考えてみる。

 

●対話の結果

子供の頃と比べて、身近な「みどり」ってずいぶん変わったと感じませんか?昔からある自然の緑よりも、ハナミズキのような外来種や、後から街に持ってこられた新しい緑が増えた気がします。気候変動の影響なのか、草の伸びが早くなったり、花が一気に咲き終わったりという変化も感じますね。田舎では里山の手入れがされなくなって自然が崩れている一方で、都会では管理しやすさばかりが優先されているみたい。アスファルトで固められたり、「触っちゃダメ」な整然とした緑が増えて、人間中心の緑になっているように思います。でも最近は、多摩川の野草をハーブとして楽しむような、価値を見直す動きも出てきていますよ。

●問い

そもそもみどりって必要なのかな?

 

●対話の結果

「みどり」って本当に必要なのかな、というお題についてですが、やっぱり必要だという声が多かったですよ。例えば、色々な場所へバーベキューに行くと、その土地ごとに自然の匂いが全然違うんです。そういう多様な自然の空気を感じられるのって、とても素敵なことですよね。ただ、一方で「虫が苦手だから、緑があるとちょっと怖い」という正直な意見もありました。特に若い世代にとっては、きちんと管理されていないと緑自体に嫌悪感を持ってしまうこともあるかもしれません。だからこそ、ただ緑があればいいというわけではなくて、人と緑がどううまく共存していくのか、その難しさと大切さを同時に考えさせられる時間になりましたね。

●問い

これからのまちとみどりをみんなで考える。

 

●対話の結果

これからの武蔵小杉と「みどり」について、みんなでアイデアを出し合いました。都会の緑って力が強くて、時にはコンクリートを壊してしまうこともあるから、きちんとした管理が重要ですよね。自分で植物を育てたくても、都会ではベランダくらいしか場所がなくて、どう街の緑に関わればいいか悩むという声もありました。だからこそ、ただ通り過ぎて癒やされるだけの緑ではなくて、人が集まるための目的を持った緑が必要だと思います。武蔵小杉にはマンションの素敵なガーデンなどもありますよね。生活圏の中にある花壇などで、子供たちが土に触れるきっかけを作っていけば、みどりを大切にする心がもっと育つと思いますよ。

授業を終えて、先生役・生徒役全員で集合写真。

今回の授業を一緒に企画してくれた仲間と一緒に。


先生役のお話し

先生役 NPO法人共創コミュニティmidori-ba 代表 齋藤集平さんのお話し。

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こんばんは、齋藤集平です。今日は皆さんと一緒に「まちの中のみどり」についてお話ししたいと思います。

私は大学で造園を学んだ後、長く緑地の管理に関わってきました。その中で気づいたのは、綺麗に整えられた「人のいない公園」よりも、人々が集い、自発的に関わっている「人のいる公園」の方がずっと魅力的で生き生きしているということです。

そこで私は、まちの中にみどりを組み込み、皆が関われる場づくりを始めました。例えば、フェンスで野菜を育てて銭湯の帰りにハーブの香りを楽しんだり、公園のガーデンで野菜のお花をみんなでそのまま摘んで食べたり。人と環境、そして生き物がどれも健やかでいられる「ワンヘルス」なみどりの空間を目指しています。

今日の目標は、皆さん一人ひとりの「みどり体験」を共有し合うことです。自分とは違う視点に触れることで、きっとみどりの新しい面白さや多層的な価値が見えてくるはずですよ。さあ、一緒にみどりについて楽しく語り合いましょう!


レポート

授業の内容をグラフィックレコーディング。

生成AIで今回の授業を整理。